成人の矯正 Adult
矯正歯科治療は、年齢を問わず治療できます
「矯正歯科治療は子供のころにするもの」と思われがちですが、実際には歯を支える歯槽骨が健康であれば、年齢は関係ありません。成長期に比べれば歯の移動速度はゆっくりかもしれませんが、顎の成長が完了している分、治療計画が立てやすいというメリットもあります。
当院の患者さまは、6割ぐらいが成人の方で、30代、40代、50代の方も矯正歯科治療を始めています。ビジネスの場面でも、歯並びの良し悪しが相手に与える印象を左右する可能性があります。矯正歯科治療は、男女の区別も年齢の差異も関係なく、人生に有益な治療です。
身も心も美しくなる有益な歯科治療
矯正歯科治療を受けると、口元のコンプレックスが解消されるだけではなく、歯並びや咬み合わせが整い、笑顔がグッと華やかになります。また、鼻と顎の先端を結んだEラインも整って、横顔も美しくなります。さらには輪郭がスッキリすることから、小顔効果もあるといわれています。
逆に、歯並びが悪いとプラークコントロールが難しくなるため、虫歯や歯周病になる可能性が格段に高まります。
矯正歯科治療には、審美的な効果はもちろん、咬み合わせを良くすることによって、自分の歯を長持ちさせる効果なども含め、とても多くの利点があるのです。
転勤や引越をしても治療が続けられます
当院は全国にネットワークがある日本臨床矯正歯科医会に所属しています。
そのため、もしも治療の途中で県外へ転居されることがあっても、信頼のおける矯正歯科医にきちんと引き継いで、矯正歯科治療を継続することが可能です。
詳しくは、日本臨床矯正歯科医会のウェブサイトをご覧ください。
- ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- ・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
- ・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生え揃っている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生え揃った後に行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
- ・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
- ・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正歯科治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- ・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
- ・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
- ・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
- ・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
- ・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- ・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
- ・歯の形状の修正や、咬み合わせの微調整を行なうことがあります。
- ・矯正装置を誤飲する可能性があります。
- ・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
- ・装置を外した後、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- ・装置を外した後、現在の咬み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
- ・顎の成長発育により、咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- ・治療後に親知らずが生えて、歯列に凹凸が生じる可能性があります。
- ・加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや咬み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
カウンセリングのご案内
歯並び・噛み合わせ・お口元などの矯正歯科治療に関することやお口の疑問、
質問にカウンセリングでお答えします。ぜひお気軽にご相談ください。